女性の頻尿対策はこれ!〜治療・原因・症状・予防

女性の頻尿の原因

女性の頻尿 女性の頻尿は、歳のせいだけでなく、過活動膀胱という症状の可能性があります。

40歳以上の日本人女性のうち10人に1人は、過活動膀胱を経験していたり、悩んでいます。
その半数が、切迫性尿失禁を経験しています。

女性の頻尿の症状は、男性とはまた別の原因によって起きることも多くあります。

ここでは、女性の頻尿の原因について見ていきたいと思います。

まず、女性の頻尿も男性の頻尿と同じく、水分の摂りすぎからくる頻尿や、ストレスや緊張からくる頻尿(神経性頻尿)があります。

そして、女性の頻尿の原因としてとても多くあることが「冷え」です。

身体が冷えると、膀胱は縮んでしまっている状態になります。

これは、副交感神経が関係している現象です。

冷えによって尿意はより感じやすくなり、縮んでいる膀胱には、尿がすぐに溜まってしまいます。

寒いところにいると、トイレが近くなることが多いのはこのためです。

頻尿に限らず、冷えは女性の大敵ですので、身体は冷やさないように十分に気をつけましょう。

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女性の頻尿の症状

女性の頻尿の原因 女性器の先天的な問題、あるいは加齢によるホルモンバランスの崩れなどが原因で頻尿になる方もいます。

そもそも頻尿は、約150ccたまると軽い尿意を、250ccたまると強い尿意を感じるようになります。
平均的な尿回数は、昼間は4〜5回、夜間は0〜2回前後です。

いろいろな原因で尿の回数が増えてきた状態を頻尿といいますが、昼間に8回以上、夜間睡眠時に3回以上、合計で一日8〜10回以上トイレに行く時は頻尿といえるでしょう。

頻尿は昼間や夜間を通して起こるのがふつうですが、昼間だけ起こる場合や夜間だけ起こり昼間はふつうの場合がしばしばあります。

また、頻尿の症状には、以下のような症状があります。

■尿意切迫感
突然尿意を感じてトイレに行きたくなり、我慢できなくなる症状です。

■昼間頻尿
1日の起きている間に8回以上トイレに行く症状です。

■夜間頻尿
夜中に排尿のために起きてしまう症状です。

■切迫性尿失禁
突然我慢できないほどの強い尿意に襲われて、尿が漏れてしまう症状です。

女性の頻尿の治療方法

女性の頻尿の治療 過活動膀胱は、薬による治療法で予防するのが一般的です。
膀胱を収縮させる「アセチルコリン」という物質の働きを抑制することで、膀胱の過敏な収縮を抑える「抗コリン薬」が主に使われています。

薬による治療で効果が無い場合は、骨盤底筋の収縮力を強化したり、膀胱や尿道の神経の働きを調整する電気刺激方で治療することも可能です。

頻尿は薬を使わなくても、眠る前に対策・予防を取ることで改善されることもあります。

例えば眠る前に水分を取りすぎないこと。

眠る前に冷たいお茶やジュースを飲めば当然夜中にトイレに行きたくなりますよね。

飲みたいときはぬるめの白湯を控えめに飲みましょう。

他にも夕食時に刺激物を避ける、日中のトイレの間隔をトレーニングによりあけるなども夜間頻尿の予防に効果があるとされています。

他にアラーム療法と呼ばれる治療法もあります。

これはおねしょで下着やパジャマが汚れるとアラームが鳴る装置を用いて行います。

この装置を就寝時に装着し、おねしょをしたときにアラームが鳴ることで覚醒しなくても排尿を抑制する効果が期待できると言うものです。

大体2〜3ヶ月で効果があるといわれていますが、逆に3ヶ月を経過しても一向に改善・予防されない場合は他の方法に変える必要があります。